武田惣角ゆかりの地碑


カテゴリー: 白滝 

植芝盛平に武術を教えた放浪の武芸者-武田惣角-

(c)安彦良和「王道の狗」(白泉社)より

(c)安彦良和「王道の狗」(白泉社)より

記念碑が立っている場所は大東流合気柔術中興の祖、武田惣角が亡くなるまで住んでいたと言われる地です。
大東流合気柔術とは、門外不出の形で会津藩に伝承されていた日本武術のひとつです。
明治43年、愛弟子の秋田警察部長財部實秀の北海道警察部長赴任にともない、招かれて北海道に渡り、これを機会に合気柔術が北海道に普及する始まりとなりました。

晩年この地で過ごしたとされるこの居住地は両側の道路に挟まれた三角地帯でしたが、そこは両道路間を結ぶ恰好の近道として、敷地内や軒先を無断で通行するものが多かったため、惣角はこれを嫌い「20㎞も離れた池の鯉を盗みに来た者の気配を感ずる神通力をもっていた」といわれるだけに、無断通行の気配にいち早く感づき、直ちに仕込み杖をもって姿を現し、通行者を一喝するとともに追跡すると、その速さと怖さに、通行者は肝をつぶし、一目散に逃げ去ったものであったと言われています。


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