家庭学校礼拝堂


カテゴリー: 遠軽 

少年たちの心の開拓を目指した北海道家庭学校創設者-留岡幸助-

留岡幸助

留岡幸助

北海道家庭学校は留岡幸助によって大正3年に創設された全国で唯一の私立児童自立支援施設です。
大人になった犯罪者を戒めるより少年の教育こそが、罪人を減らす本当の道とし、基礎学力の習得、農業を主とする労働、保健体育、キリストの教えの4つを骨組みとした感化教育が行われてきました。
大正8年に建てられた礼拝堂には、通常あるような十字架はなく、代わりに、「有難し」の文字が掲げられています。
「少年たちは、みな非行に走って過ちを犯したという十字架を背負っている。少年たちが自分の背負う“難儀”に正面からぶつかっていってほしい。そして、見事乗り越えた時、有難うという気持ちを忘れないでほしい」という、留岡の親心から「有難」と書かれた二つの文字が、伝統を今に伝えています。
留岡の功績は今もなお語り継がれ、平成23年には彼の生きざまをつづった映画「大地の詩-留岡幸助物語」が作られています。
また、北の王鉱山の設計者、田上義也により家庭学校本館などの設計が手がけられています。

家庭学校礼拝堂

家庭学校礼拝堂


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